2006年6月 8日

あんまりいそいで・・・

「あんまりいそいで,こっつんこ…。」
って歌があります。この歌はアリさんとアリさんがぶつかっちゃう歌ですが,キバシリもすごいスピードで移動するものですから,仲間とニアミスするときがあります。
その場合驚いたような声をあげ互いに牽制し合います。小さな群れで移動する割には,必要以上の接近は好まないようです。だったらぶつからないように気を付けて移動すればいいと思うのですが,幹の上の高速移動は相変わらずです。
 
 

今回はぶつかりそうになったキバシリがあわててこちらの方に飛んできて,すごく近くの木に止まりました。驚きのあまり私に気がつかなかったのでしょう。近いとファインダーを移動する相対的なスピードも上がって大変なので,ほとんどが失敗写真だったのですが,1,2まいなんとか見られそうなものが混じっていました。体の羽の雰囲気がわかればと思います。
 
<舟形山山麓6月上旬> 
 
 
 
 

2006年5月30日

キバシリ隠れの術

森の中で鈴を鳴らしながら(静かにしていると,後ろにクマが立っていたりする)ぼんやりしていると,かなりのスピードで飛ぶ毛玉。キバシリ君の登場です。昨年もだいたい同じところで出会っているので,この場所に住んでいるみたい。去年は山道を歩いて通り過ぎるだけだったので気づかなかったけど,森にずーっといると結構いったり来たりしているのが分かります。

ただし,彼らはかなりの写真嫌いです。レンズを向けたとたんに「パッ」と木の裏側へ。ぱたぱたとんで裏へ移動するのではなく,瞬間的に裏へ隠れてしまいます。木の表面を移動する早さは,この森の第1位なんじゃないかと思うくらい。名付けて「忍法,キバシリ隠れの術」というところでしょうか。

<写真は舟形山山麓,5月下旬。警戒心が強く,なかなか近くで写真を撮らせてくれません。が,遠くへは逃げない不思議な鳥です。シャッタースピードが稼げない森で,彼らの素早さには,なかなかついていけなかったのでした。>

2005年7月17日

木の幹模様のキバシリくん

前回キバシリの記事(7/11)で,ぜひまた会えたらなんて言ったら,また会っちゃいました。今回の観察場所は栗駒山麓(世界谷地のそばの変則十字路周辺)でした。前回あまり観察できないといったけど,結構たくさんいるのでしょうか。6.7月は葉っぱがいっぱいで,観察できる鳥も少なくなっているので,見られただけでラッキーです。

今回は天気もよく前回ほど撮影条件も悪くないので細かい特徴などもよくわかります。(ただし,キバシリまでの距離がありましたので,写真の方はかなりトリミングしてあります。)
まず,羽ですが木の幹の模様が見事に描かれています。また羽も大きめで後ろで互い違いに重ねられています。(ゴジュウカラやカラ類はとおなじですね。)

足は幹に楽につかまることができるように,爪がしっかりしています。今回は両足を広げて幹につかまっています。その方が安定するのでしょうか。また,木が斜めでしかも細かったため今回は螺旋状に回転することはありませんでした。尾羽はくさび形で,キツツキ類と同様体の支持に一役買っているようです。

たまたまかもしれませんが,観察時回りにヤマガラがたくさんいました。一緒に行動しているかどうかは,よくわかりませんでした。<写真は7月中旬 栗駒山世界谷地付近>

2005年7月11日

ちっちゃな毛玉君

kibasiri.jpg 濃い霧の中,最初見たとき,木に毛玉がくっついているような感じで,とても小鳥のようには思えませんでした。で,その毛玉はかなりの早さで木の幹を移動しています。もしかしてと思ったら,やっぱりキバシリでした。霧は濃いし,動きが素早いので結局きれいに撮影できませんでしたが,かわいい姿を見ることができてよかったです。
 キバシリはキネズミともいうそうで木の幹を野ねずみのようにちょこまかと動き回ります。図鑑にあるとおり今回のキバシリも太い幹を螺旋状に律儀に登っていました。

 他県では観察例も多いのかもしれませんが,宮城県ではなかなか見ることが難しいようです。今回観察した船形山周辺や栗駒山周辺など,山深くいつクマがでてもおかしくないところが好みのようです。舟形山麓なり栗駒山麓なり,かなりの頻度で山に入らないとなかなか会えないでしょう。(舟形山山麓ではキバシリよりクマに会う方がまちがいなく簡単です。)

 ゴジュウカラも木の幹にぴったりくっついている鳥ですが,その共通点とは裏腹にキバシリは向きはいつも上,ゴジュウカラは下向き。ゴジュウカラのくちばしはどちらかというと上向き。キバシリは下向きにかわいらしくカーブしています。同じような生活をしているのに対照的なのが不思議な感じがします。
 キバシリに今度会えるのはいつになるか分かりませんが,ぜひまた出会えたらと思える印象的な小鳥でした。
 <写真は2005年6月中旬舟形山山麓で撮影>